父の呪縛

こんにちは!

女性性が花ひらく香りのコンサルタント

Devaユカです!

地球での生き辛さを解消する個人セッションレポート。

Yさん、50代、威圧的な男性に苦手意識があり、

時々夢に亡くなったお父さんが現れ、
金縛りに合うのだそうです。
お父さんはとても怖い顔で自分を見ているそう。

これだけだと、オカルト現象かと思いきや、
実はそうではありませんでした。

Yさんはお姉さんと二人姉妹。
ご実家は九州にあります。

ご自身が結婚するとき、
ご主人も次男であったため、
お父さんから姓を継ぐように言われたのだそうです。

もちろんご主人はこれを拒否。
ご主人とお父さんとの間が険悪になり、
その間に立たされたYさんは苦し紛れに、
「お父さんの老後の面倒はみるから。ね?」
と言ってお父さんをなだめました。
病気がちだったお母さんに心配を掛けたくなくて、
なんとか丸く収めようとしたのです。

しかし、実際のところ、
九州の実家に頻繁に帰れるわけもなく、
施設に入ったお父さんの世話のほとんどは、
地元に嫁いだお姉さんがしてくれました。

主張を曲げず、頑固だった父親、
近所の犬の鳴き声にキレて
大きな怒鳴り声を上げたり、
スイッチが入ると手に負えない―

施設に入ったお父さんをたまに見舞うと、
鬱になっている姿を見て励ますも、
まったく変わらず、
それに引きずられるように
自分も憂鬱になってしまう。

彼女は父親に会いに行くことを
重荷に感じていました。

そんな生活が6年続き、
お父さんは他界。

しかし、冒頭でも述べたように、
いまだ彼女の夢枕に立つのです。

セッションでは、
お父さんに感じていた
嫌悪感を感じ切ってもらいました。

実の父親を嫌だと思っちゃいけない―
という抵抗から
自分自身を解放してもらいました。

「怖かった。嫌だった。イライラしていた。」
そう思って、そう感じていい―。
そうすると、
お父さんに対する罪悪感も顔を出しました。

姓を継がない代わりに、
老後の面倒を見ると言っておきながら、
十分に果たせなかったこと。
Yさんはそこに罪の意識を持っていたのです。

義務のように嫌々帰省していたことにも、
その罪悪感に輪を掛けました。

もちろん、
この罪悪感も受容してもらいました。
「そう思ってたんだね。そう感じてたんだね。」

「その思いは、ずっとずっと、一緒にいたね。」
「それを感じる事はちっともダメなことじゃない。
感じていいんだよ。」

思っちゃいけない、感じたくないと
抵抗するから、苦しみが生まれます。
その抵抗をほどいてあげると、
ネガティブな感情はするすると溶けていきます。

Yさんに、
お父さんとお母さんの顔を思い出してもらいました。
「二人とも笑っている。」
Yさんはそう答えました。

そして、お父さんの残した遺言を思い出しました。
そこには自分と姉に対する
感謝の言葉がつづられていたことを。

セッション終了後、
「もうお父さんが夢に出ても、
怖い顔はしていないと思う。」とYさん。

あの金縛りは、Yさんの中にあった罪悪感からの幻想だったのでしょう。

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