フローラルハイ

こんにちは!
女性性を花ひらかせる香りのコンサルタント、
Devaユカこと、島田侑佳です。

イランイランという香りをご存知ですか?

フィリピンのタガログ語で、
「花の中の花」という意味を持つこの花は、
東南アジアやセーシェル諸島、
タヒチなどの熱帯地域に自生しています。

黄色、藤色、ピンク色などの花色がありますが、
黄色の花に上質の精油が含まれています。

バナナのように垂れ下がって咲く脱力系の花は、
その身を風に預けて
100m先にも香りを届けるといいます。

女性的で、甘くエキゾティック、
その特徴的な香りには
官能性を高める催淫作用があり、
あのシャネルNo.5にも使われています。

官能的な香りゆえ、
官能やセクシャリティに対して嫌悪感を持っている人、
自分の女性性に傷やブロックのある人には
受け入れられない香りでもあります。

しかし、この花の特徴でもある、
「脱力系」の花姿は、
緊張をほぐし、リラックスさせ、
ありのままの自分を表現させる力も秘めています。

以前勤めていた監査法人で、
上司に女性の会計士さんがいました。
不動産鑑定士の資格も持ち、
まさに絵に描いたようなキャリアウーマン。
大企業の重役相手にも意見する緊張感のあるお仕事。

ある時、一歩も引かなかった彼女に、
重役からボールペンが投げつけられたのですが、
彼女は眉ひとつ動かさず、それをよけた。
という話を、代表社員から聞いたことがあります。

男性社会の中で対等に仕事をするには、
甘えや、女であることで許されることや
贔屓されることなどひとつもなく、
むしろそれが足枷になるのです。

そんな彼女が、家に帰った後、
イランイラン入りのオイルで
旦那さんに足をマッサージしてもらっている。
と話してくれました。

その話をしている時の彼女の表情は
とても柔らかく、緊張感や、
普段の凛とした姿とは程遠く感じましたが、
これこそが彼女の本来の姿なのだとも感じました。

この陶酔感のある香りは、緊張だけでなく、
不安も鎮め、気持ちを緩やかにしてくれます。
インドネシアでは新婚カップルのベッドに撒かれ、
初夜の緊張や不安をほぐすのに使われるそうです。

激しい官能性を刺激するというよりは、
スローセックスのように、
緩やかに高みに導き、
その余韻の中に長く留めてくれます。

官能目的でも、
ありのままの自分に戻るにしても、
「脱力系」のこの香りが、
自分本来の魅力を最大限に引き出してくれることは間違いありません。

Deva Essential Oils Ylang ylang

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