辻麻里子さんの遺作「藍の書」
短期間のうちに、彼女の名前を3度、
違う人の口から聞いたので、購入に至りました。
辻さんの本の最初の出逢いは、
「22を超えてゆけ」でした。
響いた文章にしるしをつけていたら付箋だらけになりました。
2012年12月11日神秘体験をした時視えた、
たくさんの神聖幾何学。
そこから辻さんのブログが目に留まり、
彼女が憧れてたドランヴァロ・メルキゼテクにたどり着き、
私の宇宙意識への扉は大きく開かれました。
宇宙の叡智を思い出すために用意されいた布石でもあったし、
彼女もスターシードなので、親近感もありました。
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「22を超えてゆけ」はアセンションの話で、
22という数字は人類の限界領域。
「藍の書」で、彼女が視た夢に
なぜ人類が22を越えられないのかー
とても深く納得する内容だったので抜粋させてもらいました。
夢の中に降りていくと、大きな湖が見えてきた。
私は湖に浮かぶボートに乗っている。
少し離れたところに一隻のボートがあり、そこには8組の親子、合計16人が乗っていた。
「あのボートは、これから沈みますよ」
と、誰かが言う。
早く知らせなければと思ったが、あっという間にボートは沈んでしまう。
そこで視点が切り替わり、私はボートの上空からその状況を見ている。それは、湖の上空と水の中という多次元的な視点を同時に持っていた。ふと気が付くと、隣には臨死体験の際に出会った人がいて、同じ位置から今起きていることを説明するのだった。
「水中で起きていることに注目しなさい。」
目を転じると湖の仲はまるで地獄絵図のようだった。
8組の親子が網のようなものにからまっている。
まるでクモの糸のようなものにからみとられ、
もがけばもがくほどからまっていく。もう時間がない!
早くほどいて脱出しなければ溺れ死んでしまう。
8人の父親たちは自力でクモの糸を脱出することができた。
そして我先に自分の子どもを助けようとしている・・・。
しかし、上空から全体を俯瞰して見ると、8組の親子は輪を描き、実の子どもは父親から一番遠くにいる。互いに対角にある一番遠い位置にいるのだった。目を転じると、自分の一番近くには、よそのうちの子どもが苦しそうに助けを求めている。すべての父親が、一番近くにいる子どもを助けたら、全員が助かるだろう。
しかし、自分の子ども助けるために、一番近くにいる子供を踏みつけにして湖底へと沈めている父親がいた。それを見たその子の父親が自分の子供を助けようとしている。それにつられて、他の父親たちも自分の子どもを助けようとしている。子どもを踏みつけにして・・・。その様は、まさに地獄絵図のようだった。
子供が一人、また一人と犠牲になり、湖底へと沈んで行く。その中でたった一人だけ、自分の子どもを助けずに、一番近くにいるよその子どもを助けようとしている父親がいる。自分の子どもは、よその父親に踏みつけにされて湖底へと沈んで行く。子供の目は、まっ直ぐに父親に向けられている。父親に見捨てられた子どもの悲しみと、自分の子を助けることのできなかった父親の悲しみが波のように押し寄せて来た。(中略)
次の瞬間、よその子を助けた父親と、湖底に沈んだ子どもが、一緒に高いところへ引き上げられて行くのが見えた。二人は手をつなぎ、空高く昇って行く。
「見よ、これが人類が22を越えられない理由である。ここにいたすべての父親が、一番近くにいる子供を助けたならば、すべての子どもたちは助かっただろう。16人のうち誰一人、死ぬことはなかった。簡単なことだ。しかし、一人の父親が自分の子どもを助けることを優先するために、よその子どもを蹴落とした。それを見たその子の父親が、自分の子どもを助けようとした。それを見ていたほとんどの者が、ある意味で平常心を失い、我先に同じ行動をとったのだ。ここで注目するべくは、他者を蹴落としてでも自分の子どもを助けようとしたものは、全体のうちの1人しかいなかったということ。他人の子を助けたのも全体のうち1人。残りの6人がどう行動するかで人類の未来は大きく変わるのだよ。」(中略)
「これは、本来の父性のありかた、宇宙的な父性について説明した夢である。人間は女性であろうと男性であろうと、自らの内に父性と母性を宿している。そして、家族が一番大事だとか、自分の身内だけ良ければいい、自分だけが助かればいいと思っていたら、人類はいつまでたっても22を越えられないだろう。
あの父親を見よ。彼は我が子を助けられなかったことを悔やみ、悲しみにくれていたが、彼と彼の子どもの魂は高次の世界へと引き上げられたのだ。それが清き魂の行き先である。」
「藍の書」辻 麻里子 著
「ラー文書」でも惑星連合のラーたちは、「他者への奉仕51%、自己への奉仕49%。」このたった1%を越えられないために、人類は収穫(アセンション)されないのだと言っていた。
辻さんが視た夢は、究極な選択ではあるけれど、
他人を思いやり、赦し、助ける―
日ごろからその積み重ねを行っていれば、
私たちは極限の状態に直面しても、
高い霊性をもって対処できるのかもしれない。
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